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初歩から学ぶ英語会話(2) タケシの留学
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初級〜中級の英語会話 留学編
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Takeshi’s
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Tom Green
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Dr. McDonald
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×状況: タイ旅行の第1日目。タケシは空港からバンコクの市街地に入り、予約しておいたホテルにチェックインする。 ポイント: *自分の希望を伝える丁寧な表現 "I'd like to ... " 「…したいのですが」の パターン *自分の必要性を伝える表現 "I need to ... " 「…しなければならないのですが」「…したいのですが」の パターン *予定を表す未来進行形 "will be ~ing" 「~することになっています」を 使った丁寧な表現 語句とルールの説明: ・I'd like to check in. 「チェックインしたいのですが…」 自分の希望を伝える丁寧な表現 "I'd like to ... " 「…したいのですが」の パターン 「チェックインしたいのですが…」と 希望を伝えることで、チェックインの手続きを係の人にお願いしている。このように婉曲的に依頼をすると丁寧な表現になる。 自分の希望をストレートに述べるときには "I want to ... " の パターンを使い、たとえば "I want to be a journalist someday." 「いつかジャーナリストになりたいと思っている」と言う。しかしながら、自分の希望を伝えることによって何かしてくださいと依頼するような場合に "I want to ... " の パターンを使うと自分勝手な印象を与えてしまうので、注意しよう! したがって、 チェックインの際に "I want to ... " の パターンは使わないほうがよい。 ・I have a reservation. 「予約してあります」 ホテル、レストラン、飛行機などの「予約」は "reservation" ホテル、レストラン、飛行機などの「予約」を意味するために "booking" という名詞を使う人もいる。 "reservation" を 使った 例文: (例文1) I'd like to make a dinner reservation for Friday. 「金曜にディナーの予約を入れたいのですが…」 (例文2)How can I cancel my reservation? 「どうやったら予約をキャンセルできますか?」 美容院、病院などの「予約」や 会合、訪問などの「約束」は "appointment" "appointment" を 使った 例文: (例文3)I made an appointment to have a haircut. 「カットしてもらうために予約した」 (例文4)I'm not looking forward to my dentist appointment. 「歯医者の予約を心待ちにしているわけではない」 (例文5)Have you made an appointment with your financial adviser yet? 「ファイナンシャルアドバイザーと会う約束を、もうしましたか?」 ・May I have your name? 「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」 改まって 許可 を求めるときの "May I ... ?" 「…してもよろしいでしょうか?」の パターン ・Sure. Takeshi Ito. I-T-O. 「ええ。伊藤タケシ。I-T-O」 飛行機やホテルなどの予約確認では、通常、姓を中心に行うので、名字のスペルを言うと確認しやすくなる。 ・Let me see ... 「少々、お待ちください」「ええと…」「ちょっと…」 少し待ってもらいたいときや考える時間がほしいときに使える便利な表現 ・Yes, you’ll be staying in a single room for five days. 「ええ、シングルルームに5日間、ご滞在のご予定です」 未来進行形 "will be ~ing" 「~することになっています」を 使った丁寧な表現 ここで使われている未来進行形は、未来に進行中の動作を表しているわけではなく、予定を表している。未来進行形 "will be ~ing" を使うと、話者が相手の意思に立ち入らないように心がけているような印象を与え、その結果、丁寧な表現になることが多い。 助動詞 "will" を単独で使った(例文1)と 未来進行形の(例文2)を比較してみよう。 (例文1)Will you stay here? 「ここに泊まってってくれる?」「ここに泊まってくれないかしら?」 (例文2)Will you be staying here? 「こちらにお泊まりでしょうか?」 (例文1)が 頼み込む感じで相手の意思を尋ねているのに対し、(例文2)は「(どちらでもかまいませんが、仕事の都合上伺わせていただきます)こちらにお泊まりでしょうか?」と相手の意思に立ち入らないように丁寧に尋ねている。同じ助動詞 "will" を使った表現であっても、相手の意思に立ち入るのと立ち入らないのとでは、大きな違いがあることがわかる。 ・Actually, I need to stay a little longer if possible. 「実は、もう少し長く滞在する必要があるんです、できれば…」 自分の必要性を伝える表現 "I need to ... " ここでも、自分の希望をストレートに述べる "I want to ... " の パターンは使わないように! ・How many more nights? 「あと何泊(でしょうか)?」 ・Two. 「二泊です」 必要な情報だけを的確に返答している。この状況で、ぶっきらぼうに聞こえることはない。 ・Certainly. 「かしこまりました」 ・imprint 「(押し付けてできた)跡」「印」 ・Now, may I take an imprint of your credit card? 「それでは、クレジットカードの番号を控えさせていただいてよろしいでしょうか?」 改まって許可を求めるときの "May I ... ?" 「…してもよろしいでしょうか?」の パターン ・Here you are. 「はい、どうぞ」 物などを手渡すときの表現 ここでは、タケシがクレジットカードを渡しながら、このセリフを言っている。 ・Here's your credit card. 「こちらにクレジットカードを…」「クレジットカードをお返しします」 ・bellperson 「荷物運搬係」 ホテルなどで荷物運びなどをする係の人 "bellhop" とも呼ばれる。 ・Let me get you a bellperson. 「係の者を呼びます」 ・help + 人 + with ~ 「人の~を手伝う」 このパターンを使った例文: (例文1)A lot of people helped him with his work. 「多くの人が彼の仕事を手伝った」 (例文2)Do you mind helping me with the dishes? 「皿洗いを手伝ってもらってもかまわないかしら?」 ・He’ll help you with your luggage and show you to your room. 「係の者が荷物を持って、お部屋にご案内いたします」 MH より: 家族や親しい友人と話しているときは、自分の希望をストレートに伝え、"I want to ... " の パターンをよく使います。相手が、そう親しくない場合でも、自分の希望を上手く伝えるために "I'd like to ... " の パターンを使えるようにしておきましょう。 また、自分の希望を伝えるよりも必要性を強調したほうが、相手によくわかってもらえることも多いものです。"I want to ... " を 頻発しないためにも "I need to ... " の 表現を使えるように練習しておきましょう! ページトップ へ…
状況: アメリカに留学中のタケシは、大学の休暇を利用してタイに旅行することにした。バンコクに向けて出発するために、これから空港でチェックインをする。 ポイント: • “leave + 目的語 + 補語” 「〜を…の状態にしておく」の パターン • 期限を示す前置詞 “by” 「〜までに」「〜までには」 語句とルールの説明: ・Are you checking in?「チェックインですか”」 ここでは “check in” を「チェックインする」という意味の自動詞(目的語をとらない動詞)として使っている。 (例文1)How late can I check in? 「何時までチェックインすればいいですか?」 (例文2)By what time should I check in? 「何時までにチェックインするのがよろしいでしょうか?」 (例文3)Please check in at the counter. 「カウンターでチェックインしてください」 ・Your ticket and your passport, please. 「チケットとパスポートをお願いします」 “I’d like your ticket and your passport, please.” というのが本来の表現だったと思われるが、“I’d like” の 部分が省略されている。後につける ”please” の 部分のイントネーションは上昇調でも下降調でも構わないが、上昇調にするとやわらかい感じになる。このエピソードの音声でも上昇調になっている。 ・Here you are.「はい、どうぞ 」 物やお金などを手渡すときの表現。 パスポートやチケットを渡すときやお金を支払うのに渡すときには、こうした表現を添えるようにしよう! ・Are you checking in any baggage? 手荷物を預けますか? お預かりする手荷物がございますでしょうか? ここでは “check in” を「〜を預ける」「〜をチェックインする」という意味の他動詞(目的語をとる動詞)として使っている。このセリフの少し後で “Then I’ll just check in this backpack.” 「じゃ、このバックパックだけ預けましょう」というように、タケシも同じ意味の他動詞として使っている。 ・carry on ~ / carry ~ on「(機内に)〜を持ち込む」 ・ unattended「付き添いのない」「ほったらかしの」 ・Have you left your baggage unattended? 「手荷物から目を離しませんでしたか?」 “leave + 目的語 + 補語” 「〜を…の状態にしておく」のパターン この質問には、キッパリと “No.” と 言うようにしましょう。 “leave + 目的語 + 補語” の パターンの例文: (例文1)Please leave the door open. 「ドアを開けたままにしておいてください」 (例文2)I shut the door, and I realized I left my keys inside. 「ドアを閉めた後で、カギを中に置いたままだと気づいた」 (例文3)Leave me alone. 「ほっといてよ」「そっとしといてください」 ・claim tag 「手荷物預かり証」 ・quarter past eight 「8時15分過ぎ」 ここでは “quarter” は、1/4時間、すなわち15分を意味する。 ・Please go to gate 42 by quarter past eight. 「8時15分までに42番ゲートに行ってください」 期限を示す前置詞 “by” 「〜までに」を 使った表現 期限を示す前置詞 “by” を 含む例文: (例文1)The documents need to be ready by this coming Friday. 「その書類は今週の金曜までには準備しておかなければなりません」 (例文2)It would be nice if you could get it done by the end of Thursday. 「木曜日中にそれを済ませて頂ければ嬉しく存じます」 ・Got it. 「わかりました」 “I got it.” と 言っても、主語の “I” を省略して言っても、どちらでもかまわない。 ・Have a nice flight. 「よい空の旅を!」 “Have a nice trip!” 「よいご旅行を!」という表現が使われることもある。 MH より: 空港のような公共の場では自分の手荷物から目を離さないというのが鉄則です。なぜなら、目を離したすきに違法な薬物や危険物などを手荷物に入れられる危険性があるからです。 手荷物から目を離すことは、アメリカの航空安全規約に違反します。ですから、目を離したと申告すると航空警備員に荷物を検査され、その結果、航空機で運んでもらえないことさえあります。すなわち、“Have you left your baggage unattended?”「手荷物から目を離したことがありますか」という質問に “No.” と返事をしなければ、航空会社に手荷物の預かりを拒否される可能性があるということです。手荷物の安全管理を徹底したかどうかを問われるのが、この “Have you left your baggage unattended?” という質問なのです。 今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 7 に入れる予定の Episode 33 をお届けしました。 ページトップ へ…
状況:タケシは若手シンガーのジャン・カークが自分の通っている大学の卒業生だと知る。もしかしたら、ジャン・カークの知り合いが自分のまわりにいるかもしれないと思うと、ワクワクするタケシ。知り合いであることを期待ながら、友だちのリサに尋ねてみる。 ポイント: • うなずくときの相づち “Uh-huh .” 「うん」「ええ」 • 提案すると同時に、その提案に対する相手の意向を尋ねる “Why don’t we ...?” 「一緒に〜しない、どう?」 語句とルールの説明: ・happen to ~ 「偶然〜する」「ひょっとして〜する」 ・Lisa, do you happen to know Jan Kirk?「リサ、ひょっとしてジャン・カークって人、知ってるかな?」 “happen to” という表現を添えて「ひょっとして知りませんか」と尋ねると、言外に「別に知らなくても構わないのですが」という心遣いを示すことができて、控えめな聞き方になる。友だちに対しても、こういう心遣いを示すような表現を使うことがある。 なお、“know + 人” には「人のことを見聞きして知っている」という意味と「人の知り合いである」という意味があって、このタケシのセリフはどちらの意味か、はっきりしない。 ・personally 「直接に」「個人的に」 ・Not personally, but I’ve heard of her. 「直接、会ったことはないけど、聞いたことはあるわ」「個人的に知り合いというわけじゃないけど、名前を聞いたことあるわ」 ・..., right ()? 「……でしょ?」 最後の方に上昇調のイントネーションで “..., right?” とつけ加えて、前述が正しいかどうかを相手に確認するときの表現。 ・Uh-huh. 「そうよ」「ええ」 うなずくときの相づちの一種で、鼻にかけながら後ろの方を強く高く、 と発音する。 ・vocal group「ヴォーカル・グループ」 ・Don’t you know anything else about her? 「彼女について他に知っていることって、ないの?」 この否定疑問文は「きっと他に知ってることがあるでしょ」という期待をにじませながら、確認する役割を果たしている。 ・a graduate 「(ひとりの)卒業生」 この単語を名詞として使うときの発音は ・graduate 「卒業する」 この単語を動詞として使うときの発音は ・I wonder if ... 「…かなと思う」 ・I wondered if you might know her. 「彼女と知り合いかもしれないと思ったんだ」 ・recent 「最近の」 ・Sounds interesting. 「おもしろそうね」 “(That) sounds + 形容詞” 「〜そう」の パターン 主語は、ひとつ手前の状況やセリフを指す “That” であるが、省略されることが多い。 ・go see 「見に行く」 話すときによく使う “go + 原形動詞” 「〜して来る」「〜しに行く」の パターン “go and see” もしくは “go to see” と言っていたが、“and” や “to” を省略して “go see” の 表現 を使うことが多くなった。 ・Why don’t we go see it? 「見に行かない?」 提案すると同時に、その提案に対する相手の意向を尋ねる表現 “Why don’t we ...?” 「一緒に〜しない、どう?」 MH より: 友だちに「(いっしょに)〜しようよ」と気兼ねなく提案するような場合には “Let’s + 原形動詞” の パターンをよく使いますが、これは提案者が自分の意見を一方的に相手に伝える表現です。ですから、リーダー役の人が使うとリーダーシップを発揮できるのですが、相手の意向がわからない状態で “Let’s + 原形動詞” を繰り返し使うと押しつけがましい印象を与えかねません。 “Why don’t we ...?”「(よかったら)いっしょに…しない?」という表現を使うと、提案すると同時に、その提案に対する相手の意向を尋ねることができます。 このエピソードでは、友だち同士が話しているので “Let’s ....” を使って提案しても少しも不自然ではありませんが、“Why don’t we ...?” の パターンを使うことで、タケシの意見を聞こうとする姿勢をリサは見せているのです。 さらに “Why don’t we ...?” より、もっと気遣いを示したい場合は、 “Shall we ...?”「(いっしょに)〜しましょうか(どうしましょう)?」という表現を使って、相手の意向を尋ねるようにしましょう。 ・ Let’s ... ・Why don’t we ...? ・Shall we ...? これらの3つの表現は意味がだいたい同じだと説明されている文法書がありますが、話し言葉として使うときには、それぞれニュアンスの異なる表現です。違いを理解して、相手や状況によって使い分けるようにしましょう。 ページトップ へ…
状況: 友だちのマットがダンス・パフォーマンスを観に行くと言っていたのを思い出すタケシ。明後日のレポート締め切り後なら自分も行けるかもしれないと考えて、マットに日時を確認してみる。 ポイント: • 驚きやいらだちを表す否定疑問文 • ある状況を念頭において言う “have to + 原形動詞” 「…しなければ」の パターン • 誘われたり依頼されたりしたときに、断らなければならない心境を率直に伝える表現 “I don’t think I can.” 「できそうにないんだけど」 語句とルールの説明: ・Was it tomorrow or the day after tomorrow? 「明日だったけ、それとも明後日だったけ?」 思い出そうとしながら言うときに、be動詞を過去形にすることが多い。 (例文1)What was it called? 「(それって)何て名前だったけ?」 (例文2)The color of her eyes was ... gray, maybe. 「彼女の目の色は…確かグレーだったんじゃないかな」 (例文3)Uh, what was that word again? I forgot. 「えーと、何て言葉だったけ? 忘れちゃったよ」 ・Tomorrow at 7:00. 「明日の7時だよ」 朝7時にダンスパフォーマンスがあるとは考えられないので、夜の7時ということ。 午前が午後か言わなくてもわかるときには、午前、午後の時間帯に言及しないことが多いが、時間帯をはっきりさせたいときは、「午前」 “in the morning”、「午後」 “in the afternoon”、「夕方」 “in the evening”、「夜」 “at night” などの表現を時刻のあとにつけて言う。たとえば「午前7時」であれば “Seven (o’clock) in the morning.” と言い、“o’clock” はあってもなくてもよい。 なお、24時制は “military time” と呼ばれ、アメリカでは軍隊で使う表現だと考えられていて、一般の人が日常生活の中で使うことはない。 ・Aren’t you coming? 「行かないの?」 驚きを表す否定疑問文 話者が行く予定のところへ誰かが「行く」というときの動詞は “come” ここでは、せっかくのパフォーマンスだから、観ておいた方がいいのに、なぜ観に行かないんだろうと驚きを表すのに否定疑問文を使っている。このような否定疑問文は、親しい間柄の人と話すときによく使う。 ・paper 「(宿題として提出する)レポート」 ・No, I have to write my paper. 「行かない。レポートを書かなきゃ」 ある状況を念頭において言う “have to + 原形動詞” 「……しなければ」の パターン ここでは、レポートの提出期限が迫っているという状況を念頭において “have to” の表現を使っている。 ここで、助動詞 “must” を使って “I must write my paper.” と言うと、レポートを書きたい自分の気持ちを優先させる感じになる。それでは、誘いを断るのには少々、自分勝手な言い訳に聞こえてしまうので、このような状況では “have to” を使うのが一般的。 会話するときには、 “have to” と “must” のニュアンスが異なることを覚えておこう! ・Oh, but can’t you do it later? 「えーっ、でも後回しにできないの?」 これも 驚きを表す否定疑問文 驚きだけでなく、せっかくの機会だから宿題は後回しにしてダンスを観に行けばいいのにという気持ちも、この否定疑問文には込められている。 ・I don’t think I can. 「(後回し)できそうにないんだ」 断らなければならない心境を率直に伝える表現 このように気持ちを率直に伝える表現は、家族や友だちなどの親しい人に対してよく使う。この表現を依頼された仕事を断るときに使うと失礼になることがある。仕事を断るような場合には “I’m sorry, but I can’t.” 「申し訳ありませんが、お引き受けできない状況で」と言ってから、理由を述べて、引き受けられないことを説明する方が丁重な姿勢を示すことができる。 ・deadline 「締め切り」「提出期限」 ・topnotch 「一流の」 ・give a talk about ~ / give a talk on ~ 「〜について講演する」「〜の話をする」 ・You shouldn’t miss it.「見逃す手はないよ」「逃さない方がいいよ」 アドバイスの助動詞 “should” を使った表現 ・make the deadline 「締め切りに間に合う」 MH より: 日本語では「〜するの?」と尋ねるより、否定疑問文を使って「〜しないの?」と尋ねる方が遠慮がちな印象を与えます。それに対して、英語の否定疑問文は率直な気持ちを伝えるときに使い、相手を間違えて使うと失礼になってしまうことがあります。日本語と英語の否定疑問文の違いを理解しておきましょう。 (例文1)Don’t you remember what she said? 「彼女が言ったことを覚えてないなんて、ビックリ」 (英語の否定疑問文が驚きを表す例) (例文2)Do you happen to remember what she said? 「彼女が言ったこと、ひょっとして覚えてないかしら?」 (英語で控えめに尋ねるときの例) (例文2)は “happen to” 「ひょっとして〜」という表現を使うことで控えめな表現になっています。それに対し、日本語では「覚えてる?」と尋ねるより、否定疑問文を使って「覚えていませんか?」とか「覚えてないかしら?」と言う方が控えめな感じに聞こえます。(例文2)のような控えめな表現を使いたいと思っていても、日本語をそのまま英文にして否定疑問文の英語表現を使ってしまうと(例文1)のような驚きを率直に伝える表現になってしまいます。ですから、違いをよく理解して使い分けるようにしましょう。 ページトップ へ…
状況: ホストパパのトムに誘われて、野球の試合を観戦することになったタケシ。しかも、チケットがもう一枚余っているということで、友だちのビルを誘おうと電話してみる。 ポイント: • 親しい友人宅に電話するときの表現 “Is ~ there?” 「〜さん、いる?」 • “Sounds like + 文”「…のように聞こえるね」「…のようだね」 のパターン • 会話の終わりの挨拶例(電話では最後の最後に “Bye.” と言ってから切る) 0. Talk to you (later). Bye「では、また」 0. See you (later). Bye.「 では、また」 語句とルールの説明: ・This is Takeshi. Is Bill there? 「タケシですけど、ビル君はいますか?」 友人や家族などの親しい人の家に電話するときに使う表現 仕事などで改まって電話をかけるときの表現例: This is Takeshi Ito speaking. May I speak with Mr. Taylor? 「イトウ・タケシですが、テーラーさん、いらっしゃいますか?」 ・Speaking. 「僕だよ」「私ですが」 とった電話が自分への電話だったときに言う言葉 ・Hi, how’re you doing? 「やあ、元気?」 友だちと話すときのくだけた話し方では、be動詞の音が完全に脱落して “Hi, how you doing? /hái háujə dú:iŋ/” となる。実際、このエピソードの音声でも、be動詞の音は聞こえない。 “How’re you doing?” と挨拶されたときの返事の例: “Great.” 「とっても元気だよ」 “Good.” 「元気だよ」 “Okay.” 「まあ、元気だよ」 “Not bad.” 「まあ、何とか元気だよ」 “Okay.” (元気なさそうに言う)「大丈夫だけど…(ちょっと元気がない)」 “Not so good.” 「あんまり元気ないんだ」 “How’re you doing?” と挨拶されたときに正直に返事するかどうかは、親しさの度合いによる。親しい友だちに挨拶をされたときは、声の調子や顔の表情も交えて素直にこちらの調子を伝えることが多いし、そのあとで “And you?” 「そちらは、どう?」と相手の調子も伺う。 アメリカ人は知り合いでなくても、すれ違い様に “Hi.” とか “How are you?” あるいは “How’re you doing?” と声をかけるし、また、スーパーのレジ係も同様の挨拶をする。この手の挨拶の How are you?” とか “How’re you doing?” に対しては “Good.” と返すだけで、正直に自分の体調を述べることはない。また、そのあとに相手の調子を伺うこともない。 ・I might go shopping later, but I haven’t decided yet. 「あとで買い物に出かけるかもしれないけど、まだ決めてないんだ」 未来における不確実な可能性を示す助動詞 “might” 「〜かもしれない」を使った表現 助動詞の確実性がどの程度かを示す天気予報の表現: It’ll rain tomorrow. 「明日は雨が降るでしょう」(雨の確率が高い) It might rain rain tomorrow. 「明日は雨の降るおそれがあるでしょう」(確率はそんなに高くないが、雨が降らないとは言い切れない) ・Tom is taking his son, Mike and me out to the ball game this afternoon. 「今日の午後、トムさんが息子のマイクと僕を野球の試合に連れて行ってくれるんだ」 ・an extra ticket 「余分なチケット」「余ったチケット」 ・You want to come with us? 「僕らと一緒に行く気あるかい?」「一緒に行こうよ」 “want to + 原形動詞” のパターンを使った肯定文の形をした疑問文。これは相手の気持ちをストレートに尋ねる表現で、親しい人を誘うときに使う。この表現を使うと、相手は「きっと行きたいに違いない」という、かなりの確信を持って誘うことになる。 話し手であるタケシが行く予定の場所に相手が「行く」かどうか尋ねるときの動詞には “come” を使う。 ・vs. = versus 「対」 ・Sounds like you’ve already decided. 「もう決めちゃったみたいだね」 “Sounds like + 文”「…のように聞こえるね」のパターン仮主語 “It” を使って “It sounds like that節” というのが本来のパターンだと思われるが、仮主語 “It” も接続詞 “that” も省略される。 何かを見て「…のように見える」と言うときは “Looks like + 文” のパターンを使う。 (例文1)Looks like he’s gone for the day. 「(彼、)今日はもうお帰りになったようですよ」 (例文2)Looks like everything will work out. 「すべてうまくいきそうだ」 (例文3)Looks like the move is on track. 「引越しの準備は順調そうですね」 ・miss 「見逃す」 ・We’ll be arriving at the east parking lot around a quarter to three. 「僕らは3時15分前頃、東駐車場に着くことになってるんだ」 “We will arrive ...” と言うと「到着するつもりなんだ」という意思を前面に出すことになるので、予定を伝えるときには “We’ll be arriving ...” と未来進行形を使う。 ・Oh, I can’t wait. 「ああ、待ち遠しいなぁ」 ・Okay, I’ll see you there. 「じゃ、そこで会おう」 MH より: 話が終わって別れるときの挨拶は、たいてい “See you.” 「またね」とか “Talk to you later.” 「また、いつか」などの表現を使います。“Good-bye.” 「さようなら」という言葉は何だか冷たい感じがするからか、実際には、ほとんど聞くことがありません。 このエピソードのように、あとで会う場所が決まっていれば “See you there.” 「じゃ、そこで」と挨拶できます。同様に、会う時間が決まっているときは “See you then.” 「じゃ、そのときに」というように時を表す言葉を最後につけ加えることもできます。曜日をつけ加えて「月曜に会いましょう」は “See you Monday.” と言うときは、曜日の前の前置詞は不要です。また、特に次回に会う日時が決まっていなくても “See you later.” とか “Talk to you Later.” 「じゃ、またいつか」のように “later” をつけ加えるのをよく聞きます。これは、“later” をつけ加えることで次に会う機会があるような含みをもたせると、相手に冷たい感じを与えずにすむからです。 電話を切るときは、たいてい最後の最後に “Bye.” と言いますが、会って話をしたあとは最後の “Bye.” は必ずしも必要ではなく、“Talk to you Later.” 「じゃ、また」などの言葉で終わることが多いようです。 友だちと別れるとき、日本語では「バイバイ」とよく言いますが、英語の “Bye-bye /báibái/.” という音は子どもや家族に対してごくまれに使われる程度で、大人同士で使うことは、まず、ありません。“Bye-bye.” と綴りは同じですが、/bʌ́bái/ という音なら友だち同士で使うことがあります。 この Episode 25 は「タケシの留学」Part 5 に含まれるエピソードです。iBooks対応の epubファイルを DL-Market で販売しております。よろしければご覧ください。 ◀ タケシの留学 Part 5: Episode 21-25 の内容について ▶ iBooks対応 無料お試し版を DL-Market でダウンロード ▶ iBooks対応版「タケシの留学」Part 5 を DL-Market で購入 ページトップ へ…
状況: ヤードセールにたどり着いたタケシは、目当ての電子手帳をさがし始める。良い品を安く買いたいと考えながら見回していると、スミスさんに話しかけられる。 ポイント: • 自分が買いたいと思っている物があるか、店の人に尋ねるときによく使う表現 “I’m interested in ~. Do you have any?” 「〜を買いたいと思ってるんですが、ありますか?」 • 値切るときによく使う表現 “Can you give me a better price?” 「値段をもっと安くしてもらえませんか?」 語句とルールの説明: ・Hello there. 「やあ、こんにちは」 名前を知らない人に親しみをこめて挨拶するときによく使う表現 ・be interested in ~ 「〜に興味がある」「〜に関心を持っている」 さらに情報がほしいと思っている場合や、実際に手に入れたり試してみたりしたいと思っているような場合に使うことが多い表現で、かなり強い関心を持っているということを意味する。 (例文1)I’m interested in watching the movie again. 「その映画をもう一度見たいと思っています」 (例文2)I’m not interested in learning how to drive. 「車の運転を習いたいとは思わない」 ・PDA 「電子手帳」 電子手帳は、日本でもひと頃、ビジネスマンを中心に多くの人が持ち歩いていたが、現在ではスマートフォンなど、携帯電話との融合機になっている。 電子手帳の中で、Palm社のものは “Palm handheld” 「パーム」と呼ばれる。なお、PalmⓇ は Palm, Inc. の登録商標である。 ・I'm interested in PDAs. Do you have any? 「電子手帳を買いたいと思ってるんですが… ありますか?」 タケシは、ここで自分から買いたいと思っている品を伝えて、それがこのヤードセールに出品されているかを尋ねている。 ・What about ~? 「〜は、いかが?」 ・Un-un. 「いや、いや、そうじゃなくて」「いいえ」「ダメよ」 否定の気持ちを表す音で、/ʌ̃ʔ̃ʌ̃/ と鼻にかけて発音する。 ・What if ...? 「…だったら、どうだろう?」「…だとしたら、どうなるだろう?」 ・add 「〜をつけ加える」「〜を付け足す」 ・Can you give me a better price? 「値段をもっと安くしてもらえませんか?」 値切るときの表現 “I’d like a better price.” 「値段がもっと安いといいんですが」というように婉曲的な表現を使って値切ることもある。相手が “This is the best price.” と言うと「これが精一杯の値段です」ということになる。 ヤードセールやフリーマーケットなどでは、値段の交渉をして買うことが多い。 ・All right. It’s a deal. 「よし、話は決まった」「よし、これで取引しよう」 交渉がまとまったときに使う表現 MH より: アメリカのヤードセールは、芝生の上に寝転がるのが 気持ちいいと感じられる季節に多く開催されます。たいていは週末、自宅の庭先で、服、食器、CD、本、家具、電化製品など、未使用、使いかけ、壊れたものまで、とにかく自分にとって不用なものなら何でも売りに出しています。なるべく多くのお客さんを引き寄せられるように隣近所と同時開催したり、手作りのポスターや看板をあちらこちらに出したりもします。また、最近ではインターネットに広告を出すヤードセールもあるようです。 ヤードセールやフリーマーケットなどで値切るときに使う表現を、もう少し丁寧な表現にするとビジネスでの価格交渉に応用できます。まず、「わが社は」に当たる英語表現として “We”、「御社は」に当たる表現として “You” という代名詞を使うことを覚えておきましょう。 (会話例) • Could you give us a discount? • Well, we’ll give you a five-percent discount if you order a thousand cases or more. • Well, we’ll order a thousand cases, uh, but we’d like a better price. • This is the best price we could offer. You can take it or leave it. • I see. We’d like to compare the price from a couple of other suppliers and get back to you. (会話例)の 日本語訳 • 値引きしていただけないでしょうか? • そうですねぇ、1000ケース以上、ご注文くださるなら、5%引きにいたしましょう。 • あの、1000ケース注文する予定ですが、もう少し値段を安くしていただきたく存じます。 • わが社としてはこれが精一杯の価格です。この価格でご承諾いただけないようでしたら、お引き取り下さい。 • わかりました。他の納入業者2、3社と価格を比較してから、折り返しご連絡いたします。 この Episode 22 は「タケシの留学」Part 5 に含まれるエピソードです。iBooks対応の epubファイルを DL-Market で販売しております。よろしければご覧ください。 ◀ タケシの留学 Part 5: Episode 21-25 の内容について ▶ iBooks対応 無料お試し版を DL-Market でダウンロード ▶ iBooks対応版「タケシの留学」Part 5 を DL-Market で購入 ページトップ へ…
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